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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学術展示
色覚異常により発見された染色体異常(睾丸性女性化症)の一家系
著者: 安間哲史1 市川宏1 成田収2
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科 2名古屋大学分院産婦人科
ページ範囲:P.531 - P.531
文献購入ページに移動発端者は25歳の女性であり,色覚検査を希望して当科を受診した。色覚検査成績は典型的な第2色盲であったが,父親の色覚が正常であり,また本人が無月経であったことから染色体検査を施行した。結果は46XYであり,睾丸性女性化症に色覚異常を合併した症例と結論された。家系調査を施行すると,発端者の妹にも睾丸性女性化症と色覚異常の合併をみた。また,発端者の祖叔母は色覚異常を伴わない睾丸性女性化症であった。
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