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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻4号

1983年04月発行

文献概要

臨床報告

ソフトコンタクトレンズのベースカーブ選定への考案

著者: 後藤順藏 水谷豊1

所属機関: 1日本コンタクトレンズ研究所

ページ範囲:P.555 - P.559

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 ソフトコンタクトレンズの処方にあたり,角膜周辺部の曲率半径を直接測定し,その測定値よりレンズのベースカーブを選定するシステムを考案した。このシステムは細隙灯顕微鏡前部に,ターゲットリングを描いた円筒を装着し,角膜limbusより0.8〜1.6mm内側の領域の反射によるターゲットリングの反射像をポラロイド撮影したのち,このポラロイド写真上の反射像の大きさより角膜の曲率半径を把握し,レンズのベースカーブを選定する方法である。1981年11月より,このベースカーブ選定システムで53名106眼にソフトコンタクトレンズの処方を行い,従来のophthalmometerによるベースカーブの選定法に比し,処方の簡便化をはかることができ,また,その後の装用成績に良好な結果が得られたことから,このシステムは一般臨床家にとって有効であると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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