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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻5号

1983年05月発行

文献概要

特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著

Positron CT (PCT)の眼科的応用—(2)18F−2—deoxy−2—fluoro—D—glucose (18F-FDG)を使用した眼窩腫瘍検出への基礎実験

著者: 清澤源弘1 福田寛2 吉岡清郎2 岡部仁1 佐藤多智雄2 高橋俊博3 松澤大樹2 井戸達雄3 水野勝義1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室 2東北大学抗酸菌病研究所放射線医学研究部門 3東北大学サイクロトロンRIセンター

ページ範囲:P.649 - P.654

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 18F-FOGをトレーサーとしたポジトロンCTを眼窩腫瘍の診断に利用するための基礎実験を白色家兎で行った。眼窩に実験悪性腫瘍VX−2を移植した家兎(5羽)および眼窩にクロトン油を注射し炎症をおこさせた家兎(3羽)を用いた。18F-FDGの分布をポジトロンCTにて経時的に検査し,同一個体にてあとから得たオートラジオグラムを参考に比較検討した。家兎で腫瘍と炎症は高い18F-FDG分布を示しポジトロンCT画像上ではっきり検出できた。特に悪性腫瘍VX−2はポジトロンCTのECATナンバーにて他の組織と異なる18Fの集積の経時変化を示した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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