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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
まわし眼位に関する研究—第3報Fundus Haploscopeによる上斜筋麻痺患者の自覚的および他覚的まわし眼位
著者: 高橋総子1
所属機関: 1滋賀医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.655 - P.660
文献購入ページに移動 Fundus Haploscopeによって上斜筋麻痺患者のまわし眼位を自覚的および他覚的に測定し,以下の結果を得た。
(1)大きな上下ずれを示す症例に大きな他覚的まわしずれを認めるとは限らず,上下ずれの大きさと他覚的まわしずれの大きさは協調していなかった。
(2)上斜筋麻痺患者でも,自覚的だけでなく他覚的にもまわしずれを示さない例を認めた。
(3)自覚的まわし眼位と他覚的まわし眼位を比較すると.第一眼位においては,内ひき眼位,外ひき眼位に比し両者の協調性が悪く,sensory adaptationがより大きく関与していると思われた。
(1)大きな上下ずれを示す症例に大きな他覚的まわしずれを認めるとは限らず,上下ずれの大きさと他覚的まわしずれの大きさは協調していなかった。
(2)上斜筋麻痺患者でも,自覚的だけでなく他覚的にもまわしずれを示さない例を認めた。
(3)自覚的まわし眼位と他覚的まわし眼位を比較すると.第一眼位においては,内ひき眼位,外ひき眼位に比し両者の協調性が悪く,sensory adaptationがより大きく関与していると思われた。
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