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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻6号

1983年06月発行

文献概要

特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著

眼筋麻痺の統計

著者: 妹尾憲一1 桐渕利次1 丸尾敏夫1

所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.817 - P.820

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 帝京大学眼科における1971年9月1日から1981年8月31目までの10年間の眼筋麻痺患者1,870名の統計的観察を行った。同一例で2種類以上の麻痺のあるものは63名で,延べ1936名として,その内訳は核上性神経性障害400名(20.7%),核—核下性神経性障害879名(45.4%),神経—筋接合部障害142名(7.3%),筋性障害88名(4.6%),異常神経支配278名(14,3%)および機械的障宮149名(7.7%)であった。性別は男性1.117名,女性819名で,年齢は15歳以下799名,16歳から39歳まで518名,40歳以上619名である。
 この統計は眼科医による先天性および後天性とを含めた眼筋麻痺の統計としては最も多数例についてのものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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