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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻7号

1983年07月発行

文献概要

特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その7) 学会原著

KPE手術教育の経験

著者: 仲河正博1 吉村利規1 黒田純一1 倉淵信哉1 平原将好1 小西則子1 大八木康夫1 上野山謙四郎1

所属機関: 1和歌山県立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.929 - P.931

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 経験者の指導下で,眼科入局2年次に40症例の集中的顕微鏡下白内障全摘手術を経験後,4〜5年次にKPE手術を30〜40症例経験した。
(1)1980年4月から1982年6月までに行ったKPE手術,合計238眼につき検討を加えた。
(2)術式は主として有核白内障に対し,2手前後房法を用いて行った。
(3)術中術後主要合併症は虹彩損傷18.2%,後嚢破損13.5%,硝子体脱出12.6%,核落下0.9%,後発白内障4.7%等であった。
(4)術後視力0.5以上得られたものは70.7%であった。
(5)失明に至る重篤な合併症の発生は認められなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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