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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻7号

1983年07月発行

文献概要

特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その7) 学会原著

進行性病変を呈した白色瞳孔の2症例

著者: 山本節1 金川美枝子1 奥田斗志1

所属機関: 1兵庫県立こども病院眼科

ページ範囲:P.939 - P.943

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 白色瞳孔で進行性病変の場合,先ず,網膜芽細胞腫が疑われるが,生後19日目と2カ月の男児で,白色瞳孔が進行して両眼性となり,片眼はそれぞれ続発性緑内障を来たし,眼球摘出を行った。
 組織学的所見より1例は第一次硝子体過形成遺残,もう1例は網膜異形成と診断できた。
 両眼性白色瞳孔で続発性緑内障を来たす例は数少ないが,臨床所見や超音波検査より早期診断をして,眼球保護のための早期手術をすることが望ましいと考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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