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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その7) 学会原著
弱視の予防と治療に関する研究Preferential Looking法による経過観察
著者: 菅原美雪1 児玉安居1 大石文恵1 三浦元也1 平井淑江1 粟屋忍1
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.971 - P.976
文献購入ページに移動(2)このうち6例(角膜切創1,眼窩蜂窠織炎既往例2,内斜視1,外斜視2)では弱視が発見されたため,健眼遮閉を開始すると共にPL法による視力の経過を追い,弱視の治癒を得た。
(3)弱視の認められなかった24例の中に,片眼性先天性眼瞼下垂5例,片眼の生下時黄斑部出血既往例2例が含まれていた。
(4)弱視とくに視性刺激遮断弱視の予防と治療のためには,2歳頃までの特に感受性の高い期間内に視力の左右差を知ることが何よりも重要であり,その手段としてPL法はたいへん有用である。
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