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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻7号

1983年07月発行

特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その7)

学術展示

奇異な経過を呈した単純性糖尿病性網膜症の1例

著者: 大迫一人1 佐藤勝1 大島禎二1 西山苑1 志賀早苗1 別所建夫1 五石惇司2

所属機関: 1松山赤十字病院眼科 2松山赤十字病院脳外科

ページ範囲:P.980 - P.981

文献概要

 緒言今日,糖尿病とmacroangiopathyの関係が指摘されて来ているが,我々眼科医にとって,内頸動脈狭窄,閉塞の合併は日常診療においてあまり念頭に入れられていない。
 今回著者らは初診時単純性糖尿病性網膜症のみを呈し,短期間に左眼の急激な視力低下,虹彩炎,虚血性視神経症,ルベオージス緑内障へと進行した興味ある1症例を経験し,眼動脈ドップラー血流検査にて左内頸動脈閉塞および右内頸動脈狭窄を推定し,ICAGにてこれを確認し,内膜剥離術にてアテローム硬化性変化を確認したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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