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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その7) 学術展示
生後3ヵ月で死亡した極小未熟児網膜症例の眼病理所見について
著者: 浜田陽1 米本寿史1
所属機関: 1近畿大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.986 - P.987
文献購入ページに移動症例S.M.,1981年9月29日生。生下時体重1,000g,在胎27週,母親は2回の出産歴をもっているがこれまでの出産には異常がなかった。全身的には特発性呼吸窮迫症候群,動脈管開存,脳室内出血,水頭症があり,出生直後より屯症の呼吸障害のため,挿管にて呼吸調節が行われた。出生直後より2日目まではPO2が十分に上昇せず,生後9日目にようやく自発呼吸が可能となった。その後も無呼吸発作が出現した。眼底像は生後3週までは硝子体混濁で透見できず,4週目より透見できるようになった。生後8週より境界線が出現し,III期よりなお進行するため冷凍凝固を3回施行した。しかし全身状態が悪化し,呼吸障害のため出生後約3カ月で死亡した。
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