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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その7) 学術展示
Vitreoretinal degenerationの1例
著者: 加藤秋成1
所属機関: 1東京厚生年金病院眼科
ページ範囲:P.988 - P.989
文献購入ページに移動 緒言遺伝性に綱膜と硝子体の変化がおきる疾患を1938年Wagnerがdegeneratiohyaloideo-retinalis here—ditariaと呼称し報告して以来,Ricci, Duke-Elderにより3型に分類されて来たが,1969.年 Criswickら1)により新たに,これら疾患群に属すると思われるfamilial exu—dative vitreoretinopathyが報告された。その後,本邦でもこの類似疾患をそれぞれ異なった呼称で,大塩2),木村3),西村4)らが報告した。
Tolentino, Schepensら5)は,(1) Wagner's heredita—ry vitreoretinal degeneration,(2) congenital hereditaryretinoschisis,(3) Goldmann-Favre's vitreoretinal dege—nerationに,(4) familial exudative vitreoretinopathyを合わせ,vitreoretinal degenerationsとしてまとめた。今回著者は大塩,西村らが報告した症例と同一であると思われる症例で,その経過観察中網膜剥離を発生し,治療を要した経験を持ったのでここに報告する。
Tolentino, Schepensら5)は,(1) Wagner's heredita—ry vitreoretinal degeneration,(2) congenital hereditaryretinoschisis,(3) Goldmann-Favre's vitreoretinal dege—nerationに,(4) familial exudative vitreoretinopathyを合わせ,vitreoretinal degenerationsとしてまとめた。今回著者は大塩,西村らが報告した症例と同一であると思われる症例で,その経過観察中網膜剥離を発生し,治療を要した経験を持ったのでここに報告する。
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