icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻7号

1983年07月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

視神経乳頭ドルーゼ

著者: 田村忍1 鎌尾恒幸2 関谷善文3 大久保潔3 高橋俊博3

所属機関: 1西脇市立西脇病院眼科 2兵庫県立加古川病院眼科 3神戸大学医学部眼科

ページ範囲:P.1009 - P.1013

文献購入ページに移動
 我々は,exposcd typeとintra-papillary typeの視神経乳頭ドルーゼの2症例を経験した。
(1)検眼鏡的にexposed typeは多数の黄白色に輝く塊状のドルーゼが観察されたが,intra-papillary typeでは乳頭浮腫の所見を示しドルーゼは観察されなかった。
(2)2症例ともフィルターにより乳頭の偽螢光を除去すると,ドルーゼの自発螢光を認めた。
(3)超音波Bスキャン検査でドルーゼの強い反射エコーを検出し,視神経乳頭ドルーゼの診断に極めて有用であった。
(4)2症例とも視力低下と視野障害を示した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?