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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻7号

1983年07月発行

文献概要

GROUP DISCUSSION

眼感染症

著者: 内田幸男1

所属機関: 1東京女子医大

ページ範囲:P.1024 - P.1026

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1.緑膿菌によるマウス前房内感染実験
 緑膿菌の株による酵素と毒素の産生の差が,前房内感染にどのような差違を作るかをみるため,マウスを用い経時的に病理変化をしらべた。ProtcaseとElastaseは前房内投与で250μg以下の量では,眼病変は軽かった。Exotoxin Aでは病変が重く,12.5μgで半数以上が2日以内に死亡した。生菌感染では上記3物質を産生する株で病変が重く,Exotoxin Aのみ産生株がこれに次ぎ,これらの非産生株が最も軽かった。
 〔討論〕佐々木(横市大) NC−5株のExotoxin A産生能はどうか。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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