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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その8) 学会原著
飛蚊症眼の硝子体変化
著者: 村上喜三雄1 高橋正孝1
所属機関: 1旭川医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1095 - P.1098
文献購入ページに移動 出血性・炎症性変化がないにもかかわらず飛蚊症を訴える334名,425眼の硝子体変化を細隙灯顕微鏡法により観察し,次の結果を得た。
(1)飛蚊症を訴える患者は2:1の割合で女性に多く,右眼に多い傾向があった。
(2)飛蚊症を訴える眼の72%に後部硝子体剥離を認め,ことに50歳以上では87%に見られた。
(3)硝子体が剥離している眼の飛蚊症の主因は後硝子膜上の有形の混濁であった。またゲルの収縮が進行すると飛蚊症が自覚されなくなる傾向がみられた。
(4)硝子体剥離がなくて飛蚊症を訴える眼では,先天性の線維,あるいは加齢によるゲルの融解に伴う変性線維の混濁を自覚していた。
(1)飛蚊症を訴える患者は2:1の割合で女性に多く,右眼に多い傾向があった。
(2)飛蚊症を訴える眼の72%に後部硝子体剥離を認め,ことに50歳以上では87%に見られた。
(3)硝子体が剥離している眼の飛蚊症の主因は後硝子膜上の有形の混濁であった。またゲルの収縮が進行すると飛蚊症が自覚されなくなる傾向がみられた。
(4)硝子体剥離がなくて飛蚊症を訴える眼では,先天性の線維,あるいは加齢によるゲルの融解に伴う変性線維の混濁を自覚していた。
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