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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その8) 学会原著
厚生省研究班新分類による未熟児網膜症の活動期から瘢痕期への推移と今後の対策について
著者: 田中純子1 馬嶋昭生1 加藤寿江1 鎌尾憲明1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1137 - P.1142
文献購入ページに移動(1)極小未熟児の増加に伴い,重症網膜症が増加し,瘢痕を残すものも増加している。
(2)白色瘢痕組織のない瘢痕期1度aは0度に近い性格である。
(3)活動期2期まで進行したものは3期以上に比べて有意に瘢痕期0度が多く,3期中期まで進行したものは1度bとなるものが有意に多かった。
(4)活動期2期および3期初期まで進行したものは最終活動期の持続期間が長い程瘢痕が事高度となる。
(5)活動期から瘢痕期への移行についてA群とB群はほとんど差がない。
(6)現在名市大では全身的管理の向上がみられず,眼科的管理能力も限界に達しているので,今後は極小未熟児の出生防止とさらに一層の全身管理技術の向上や網膜症の発生,進行の防止対策の検討が必要である。
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