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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻8号

1983年08月発行

文献概要

特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その8) 学術展示

抗生剤の結膜下注射による腎毒性に関する研究—Gentamicinの成績

著者: 永井重夫1 大石正夫1 黒澤明充1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1148 - P.1149

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 緒言抗生剤の結膜下注射は,眼科化学療法を高める上に,きわめてすぐれた投与法である。結膜下注射により,高い眼内濃度がえられるからである。ただし,結膜下注射では,眼局所に与える障害に加えて,全身臓器に及ぼす影響を無視することはできない,アミノ配糖体系抗生剤であるneomycinの結膜下注射による全身血中への移行は,筋注時に匹敵するという報告もある1)
 そこで,アミノ配糖体系の一つであるgentamicin(GMと略)の腎毒性について,結膜下注射単独,筋注ないし静注の併用,さらにcefazolin (CEZと略)結膜下注射の併用時における腎機能ならびに腎組織像を検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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