文献詳細
臨床報告
文献概要
33歳,男性,左眼穿孔性外傷後に発症したBacillus cereus全眼球炎の症例を報告した。B.ctreusは抗生剤感受性が特異的で,PC系,Cephem系のβ—lactam剤には抵抗性,EMには高感受性であった。本症例にはEMの全身投与により,視力の改善はみられなかったが全眼球炎は消炎せしめて,化療効果がみとめられた。
β—lactam剤の使用頻度の多い今日,B.cereus感染症はopportunistic infectionの一つとして,薬剤選択上注意しなければならないことを述べた。
β—lactam剤の使用頻度の多い今日,B.cereus感染症はopportunistic infectionの一つとして,薬剤選択上注意しなければならないことを述べた。
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