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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻8号

1983年08月発行

文献概要

臨床報告

Bacillus cereus全眼球炎

著者: 大石正夫1 永井重夫1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1175 - P.1178

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 33歳,男性,左眼穿孔性外傷後に発症したBacillus cereus全眼球炎の症例を報告した。B.ctreusは抗生剤感受性が特異的で,PC系,Cephem系のβ—lactam剤には抵抗性,EMには高感受性であった。本症例にはEMの全身投与により,視力の改善はみられなかったが全眼球炎は消炎せしめて,化療効果がみとめられた。
 β—lactam剤の使用頻度の多い今日,B.cereus感染症はopportunistic infectionの一つとして,薬剤選択上注意しなければならないことを述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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