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臨床報告
光凝固が奏効した網膜症を伴うincontinentia pigmentiの1症例
著者: 楠田美保子1 松山道郎1 高橋邦明2
所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室 2大阪市立大学医学部皮膚科学教室
ページ範囲:P.1235 - P.1240
文献購入ページに移動(2)初期網膜症は未熟児網膜症と類似した点も多いが,網膜静脈の著明な拡張・蛇行や,動静脈の異常吻合形成などが特有であった。
(3)本症例の治療経験より,光凝固はincontinentia pigmentiの初期眼底病変に対する有効な治療になりうると考える。患児の眼底において,滲出性・活動性病変が進行増悪し,網膜剥離への進展が予測されるような場合は,期を逸せず光凝固を施行すべきである。
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