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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻1号

1984年01月発行

眼科手術学会

CO2レーザーを利用した緑内障手術(Trephine)について

著者: 寒河江豊1 千代田和正1 野寄喜美春1

所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.63 - P.67

文献概要

 緑内障手術(Trabeculo-trephine)にCO2レーザーを応用し,強膜弁および濾過孔の作成,虹彩切除に使用した。
(1)装置は最低出力が100mWまで可変で,しかも安定した操作が可能な低出力CO2レーザーを使用した。
(2)症例は眼圧コントロールが不良の18例20眼で,主に出血性緑内障に応用し,75%に良好な眼圧のコントロールを得た。しかし無効例の多くに濾過孔の虹彩嵌頓が見られた。
(3)レーザー照射時の出血はなく,血管の凝固および止血効果は強力で,安全かつ確実な手術操作が可能であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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