文献詳細
眼科手術学会
CO2レーザーを利用した緑内障手術(Trephine)について
著者: 寒河江豊1 千代田和正1 野寄喜美春1
所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.63 - P.67
文献概要
(1)装置は最低出力が100mWまで可変で,しかも安定した操作が可能な低出力CO2レーザーを使用した。
(2)症例は眼圧コントロールが不良の18例20眼で,主に出血性緑内障に応用し,75%に良好な眼圧のコントロールを得た。しかし無効例の多くに濾過孔の虹彩嵌頓が見られた。
(3)レーザー照射時の出血はなく,血管の凝固および止血効果は強力で,安全かつ確実な手術操作が可能であった。
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