icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻1号

1984年01月発行

眼科手術学会

硝子体手術後のinternal tamponade—Gas, silicone oil, gas-silicone oil exchangeの比較検討

著者: 山中昭夫1 池内輝行1 森下清文1 五藤宏2 文順永2 大沼貴弘3

所属機関: 1神戸海星病院眼科 2新日鉄広畑病院眼科 3神戸大学眼科

ページ範囲:P.69 - P.74

文献概要

 重症例に対する硝子体手術の補助手段として,internal tamponadeは重要な位置を占めている。我々は75例80眼に対し,gas (airまたはSF6)18眼,silicone oil 48眼,gas-silicone oil exchange 14眼のinternal tamponadeを施行した。Gas群77.8%, siliconeoil群87.5%, gas-silicone oil exchange群57.1%の復位率を得たが,復位率と視力予後とは一致しなかった。しかし,silicone oilの導入により,従来gasのみでは復位不能であった症例も治療可能となり,症例に応じたinternal tamponade素材の選択により,治療成績は飛躍的に向上した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら