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臨床報告
ペプシン処理免疫グロブリンの連日投与による実質型角膜ヘルペスの治療成績
著者: 西田輝夫1 庄田節子1 浜野保1 木下茂1 下村嘉一1 真鍋礼三1
所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1027 - P.1031
文献購入ページに移動当科を受診した実質型角膜ヘルペス18名19眼に対し,ペプシン処理免疫グロブリンを5H間連日投与(11例13眼),あるいはペプシン処理免疫グロブリンを1週間に1,2回間歇投与(11例13眼)した。
ペプシン処理免疫グロブリンを5日間連日投与した群では,1週間に1,2回の間歇投与群に比べ,視力改善が著明であった。角膜実質浮腫および毛様充血に対しても,連日投与の方が効果は大きかった。前房内細胞および再発率には差が認められなかった。
これらの成績より,ペプシン処理免疫グロブリンの連日投与(点滴静注)が,実質型角膜ヘルペスの治療に対して,間歇的投与より効果的であることが明らかとなった。
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