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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻10号

1984年10月発行

文献概要

臨床報告

滲出性老人性黄斑変性に対するアルゴンレーザー凝固

著者: 真壁祿郎1

所属機関: 1フランクフルト大学医学部眼科

ページ範囲:P.1074 - P.1077

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 55〜87歳の患者95例,98眼の滲出性老人性黄斑変性にアルゴンレーザー光凝固を行い経過を観察した。
(1)レーザー凝固後36眼に視力の改善を認めた。効果は病型により相違した。
(2)血管新生を証明しない漿液性網膜色素上皮剥離では13眼中10眼に視力故善し,効果は持続的であった。
(3)広範な出血を欠く網膜下新生血管例では術後73眼中21眼に視力改善したが,その効果は多くは一時的であった。特に,網膜下新生血管膜の長径1乳頭またはそれ以上の大きい例は経過が不良であった。
(4)広範な出血を伴うも限局性の網膜一下新生血管例は12眼中5眼に視力改善し比較的良好な成績であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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