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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻11号

1984年11月発行

文献概要

特集 第7回日本眼科手術学会 原著

固定斜視とその手術

著者: 丸尾敏夫1 広瀬温子1 岩重博康1 久保田伸枝1

所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1097 - P.1100

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 後天性に発症したと思われる固定内斜視7例を報告した。6例は片眼,1例は両眼が極度に内転した状態に固定され,運動不能で他動的にも外転が不可能であった。本態は内直筋の強い伸展障害,外直筋のEMGが正常,術後外転可能となる症例のあることから,眼窩鼻側内直筋部の異常が主因で,視力障害による両眼視異常,強度近視による眼軸長延長が誘因ではないかと推定した。
 手術として内直筋後転および外直筋前転をまず行い,不十分な場合は上下直筋移動を追加し好結果を得た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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