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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻11号

1984年11月発行

臨床報告

涙小管放線菌症の3例—ガスクロマトグラムによる菌同定

著者: 大石正夫1 永井重夫1 坂上富士男1 米山恵子1 高野操2 尾崎京子2

所属機関: 1新潟大学医学部眼科 2新潟大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.1175 - P.1178

文献概要

 47歳53歳,56歳の3例の女性に発症した,涙小管放線菌症を報告した。
 うち,1例からガスクロマトグラフィーにより,Arachnia ProPionica (Actinomyces propionicus)が菌同定された。
 本症は頻度が少ないため,日常診療上みのがされやすい。治療に抵抗性の片眼性の結膜炎には,一応本症を疑って検査,診断して,根治的治療を行うことが必要である。
 また,本菌同定に,ガスクロマトグラフィーが必須であることを述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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