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臨床報告
DIDMOAD症候群の1例
著者: 園田愛子1 安藤伸朗1 関伶子1 阿部春樹1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1247 - P.1251
文献購入ページに移動症例は20歳の男性で,7歳の時,インスリン依存型糖尿病を指摘され,インスリン注射療法を開始した。18歳の時視神経萎縮,20歳の時感音性難聴を指摘された。現在まで尿崩症の発症はないが,diabetes mellitus, optic atrophy, deafnessの存在よりDIDMOAD症候群と診断した。
本症候群の病因はまだ確定されておらず,視神経萎縮の成因についても不明である。今回,本症例について眼科的検索を行った結果.本症候群の視神経萎縮は上行性のものではなく,下行性のものであることが判明した。
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