文献詳細
特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その1)
学術展示
ヒト結膜濾胞のリンパ球subsetに関する免疫組織学的検討
著者: 田川義継1 竹内勉1 佐賀徳博1 斉藤学1 松田英彦1 臼井朋明2 小柴博文2 菊地浩吉2
所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室 2札幌医科大学第1病理学教室
ページ範囲:P.178 - P.179
文献概要
材料および方法北大眼科外来を受診し結膜濾胞を認めた男3例女1例計4症例を用いた。その内訳は濾胞性結膜炎2例,chlamidia感染が疑われた濾胞性結膜炎1例,I.D.U点眼によると思われる結膜炎1例であった。いずれの症例も点眼麻酔下に下眼瞼結膜濾胞を生検し,ただちにドライアイスーイソペンタン中で凍結しその後クライオスタットにて4〜5μの切井を作製し,神谷らの方法1)に従い酵素抗体法(PAB法)により検討した。抗ヒトリンパ球血清として,Leu−1(Pan T cell),Leu—2a (suppressor/cytotoxic T cell),Leu−3a (helper/indu—ccr T cell)(以上Beckton・Dickinson社製),HLB−3(B cell)2)の単クローン抗体を用いた。
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