文献詳細
文献概要
眼科手術学会
片眼白内障手術後の各種レンズ矯正法による不等像視の検討
著者: 鈴木福江1 菅原美雪1 三浦元也1 粟屋忍1 三宅謙作2
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科 2眼科三宅病院
ページ範囲:P.205 - P.210
文献購入ページに移動Phase Difference HaploscopeとNew Aniseikona Testsでの測定結果はよく近似したが,New Aniseikonia Testsにおいて抑制される症例もみられた。
各群のaniseikoniaの平均値は,眼鏡では+23.7%,コンタクトレンズ+4.7%,前房レンズ−2.3%,後房レンズ+2.4%であった。
眼鏡矯正以外の方法はいずれもaniseikonia tolerance内にあり,特に眼内レンズでは,aniseikoniaが小さい。前房レンズでは像の縮小を示す負のaniseikoniaを示す傾向にあり,aniseikoniaの観点からは後房レンズが勝れていると考えられる。
掲載誌情報