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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻2号

1984年02月発行

文献概要

文庫の窓から

眼科諸流派の秘伝書(26)

著者: 中泉行信1 中泉行史1 斉藤仁男1

所属機関: 1研医会

ページ範囲:P.214 - P.215

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35.留春園眼療原秘録
 わが国の眼科諸流派は年代によって消長がみられ,寛文初年の頃には馬島流,穂積流,佐々木流,背木流,須磨流および山口流等が眼科の流派として一家をなしたといわれ(黒川道祐著「本朝医考」),その後,馬島流,家里流,笠原流,井花流等の流派が名をなし(小川剣三郎著「稿本日本眼科小史」),さらに文化,文政より天保年間には尾州の馬島流,信州の竹内流,江戸の土生流,あるいは筑前の田原流等が眼科諸流派興亡の中,一家をなしていたといわれている(福島義一著「日本眼科史」)。
 前述のように文化,文政より天保年間の頃,馬島,竹内,土生,田原流等がそれぞれ盛業にあり,当時わが国四大眼科として知られていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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