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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
急性発症,進行型糖尿病性網膜症の病像について
著者: 関伶子1 安藤伸朗1 小林司1
所属機関: 1新潟大学眼科学教室
ページ範囲:P.253 - P.259
文献購入ページに移動(1)糖尿病性網膜症の経過は3期に分けられる。[期ではRPCs領を含む後極部毛細血管の拡張と著明な透過性亢進による著明な浮腫,並びに線状出血が急激に出現する。II期は限局性血管床閉塞,intraretinal micro vascular abnormalities (IRMA)を伴う前増殖.型所見が出現する時期で,III期は増殖型である。
(2) I期発症からIII期への進行は急激であり,光凝固無効例が多い。
(3) I期発症は長期未治療患者で急激な血糖下降治療開始を契機とする例が多い。
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