文献詳細
特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学術展示
文献概要
緒言飛蚊症は網膜裂隙による網膜剥離の重要な前駆症状である。多くは後部硝子体分離後におこり,飛蚊症のある後部硝子体剥離眼の約6%に牽引性網膜裂孔を伴い,裂孔合併率は男性に高く,硝子体中の赤血球は裂孔を強く示唆することを既に報告した1)。症例を追加して網膜裂孔(内分層裂孔,限局性牽引性網膜剥離,網膜血管剥離を含む)の頻度と疫学的特微について述べる。
対象と方法1981年6月から1983年8月までの約2年間に飛蚊症を唯一の主訴として当科を受診した675例862眼を対象とした。視力,屈折検査の上,充分な散瞳下で倒像鏡検査と生体顕微鏡検査を施行した。
対象と方法1981年6月から1983年8月までの約2年間に飛蚊症を唯一の主訴として当科を受診した675例862眼を対象とした。視力,屈折検査の上,充分な散瞳下で倒像鏡検査と生体顕微鏡検査を施行した。
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