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臨床報告
日本(京都)における上強膜脂質沈着およびscleral plaquesについて
著者: S. Norn1 直井信久1
所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.310 - P.312
文献購入ページに移動 脂質沈着lipid depositsとは上強膜あるいは結膜下に存在する球状体で,特に前毛様血管の周囲に認められる。日本人189名中52%に脂質沈着を認めた。この頻度は,デンマークの白人,グリーンランドのエスキモー,ヨルダンのアラブ人の頻度を上まわるものである。
Scleral plaqueとは強膜表層の境界明瞭な透明体で水平筋付着部の前方に認められる。日本人189人中0.5%にしかみられなかった。Scleral plaqueは白人の間ではよくみられるがエスキモーではまれである。
両現象の頻度に地理的な差ができる原因につき考察した。
Scleral plaqueとは強膜表層の境界明瞭な透明体で水平筋付着部の前方に認められる。日本人189人中0.5%にしかみられなかった。Scleral plaqueは白人の間ではよくみられるがエスキモーではまれである。
両現象の頻度に地理的な差ができる原因につき考察した。
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