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臨床報告
Superior limbic keratoconjunctivitis
著者: 櫻庭晴美1 櫻木章三1
所属機関: 1秋田大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.313 - P.316
文献購入ページに移動 本邦では未だ詳細な記載のないsuperior limbic keratoconjunctivitisの1例を報告した。
症例は甲状腺機能亢進症の治療をうけていた29歳の女性で,眼痛を主訴とし,眼所見としては,上眼瞼瞼結膜の乳頭増殖と亢血,上部角膜輪部の肥厚増殖と上方球結膜の充血,上方角膜にフィラメント形成などの特微を示しており,眼症状は甲状腺機能亢進と平行して増悪寛解を見せた。
球結膜の擦過標本では,結膜上皮の角化と核のsnake-like-apPearanceを認めた。
症例は甲状腺機能亢進症の治療をうけていた29歳の女性で,眼痛を主訴とし,眼所見としては,上眼瞼瞼結膜の乳頭増殖と亢血,上部角膜輪部の肥厚増殖と上方球結膜の充血,上方角膜にフィラメント形成などの特微を示しており,眼症状は甲状腺機能亢進と平行して増悪寛解を見せた。
球結膜の擦過標本では,結膜上皮の角化と核のsnake-like-apPearanceを認めた。
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