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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻3号

1984年03月発行

文献概要

臨床報告

航空機墜落事故時の介達性外傷による視力障害の1例

著者: 谷瑞子1 早川純子1 秋山健一1

所属機関: 1国立東京第二病院眼科

ページ範囲:P.317 - P.321

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 1982年2月の羽田沖日航機墜落要故機に乗り合わせ,軽徴な頭部打撲後に左視力障害を来たした27歳男子の症例につき報告した。左眼底は網膜の小出血を2ヵ所に認めたのみであったが,受傷直後に施行した螢光眼底検査では網膜血管からの著明な色素漏出が認められ,特異な所見であった。墜落時の衝撃が介達外力として網脈絡膜・視神経の微小循環に異常をもたらしたことが原因と推定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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