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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻4号

1984年04月発行

文献概要

連載 眼科図譜・317

Q-switched Nd-YAG laserによる後発白内障切開術および瞳孔形成術

著者: 弓田彰1 白土城照1 北沢克明1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.354 - P.355

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 近年,Q-switched Nd-YAG Iaserの眼科臨床への応用が進められ,既に実用に供せられている1,2)。Q-switchedNd-YAG laserの眠組織への作用はoptical breakdownによるものであり,argon laserが熱効果により作用することとは,その機序を異にしている1〜3)。Optical break—downの発生は物質の吸光係数に関係しないので,中間透光体におけるlaser手術が可能である1,2)。また,その組織破壊力は強力であり,虹彩切開なども短時間で施行可能である1,2)
 Q-Switched Nd-YAG laser装置であるLASAG AG社製MICRORUPTOR IIを用いて行った手術症例を示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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