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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著
ぶどう膜炎における硝子体の電顕的観察と免疫生化学的分析—2症例の桐沢型ぶどう膜炎を中心に
著者: 臼井正彦1 長谷見通子1 大西由子1 大浜敬子1 高村健太郎1
所属機関: 1東京医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.381 - P.387
文献購入ページに移動免疫生化学的には,硝子体可溶性蛋白の濃度が著明に増加し,特にIgGは可溶性総蛋白量に対する割合がほぼ一定で,かつ大きい傾向がみられた。このIgGは水痘一帯状ヘルペスウイルスに対し高い抗体価(128倍)を有し,血清のものと比較した抗体率は88と有意に上昇していた。以上の結果より,桐沢型ぶどう膜炎の病原体として,水痘—帯状ヘルペスウイルスが強く示唆された。
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