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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著
ベーチェット病における眼病変の変遷(第2報)
著者: 三村康男1 西内貴子1 和田恵子1 湯浅武之助2 水野薫2
所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室 2大阪大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.389 - P.392
文献購入ページに移動(1)病型では,B群における全症例および男性患者で完全型の有意の減少がみられた。男女比ではB群で男性患者が減少していたが,有意差はみられなかった。
(2)副症状の出現頻度は,全国調査結果とくらべ,眼症状を有する患者では消化器症状,血管系症状,神経系症状が有意に低かった。A・B両群の比較では,B群で関節炎症状,副睾丸炎,神経系症状が有意に低かった。
(3)副症状の出現数が2以上である症例は16.7%であった。
(4)眼病変発症年齢においては男女ともにA・B両群間に差はみられなかった。
(5)定型的な螢光眼底所見を示した網膜ぶどう膜炎型の視力予後は,発症後5年で判定するとB群の有意の改善がみられた。
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