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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著
サルコイドージス長期観察例に対する血清学的検討—第1報細胞性免疫について
著者: 小暮美津子1 吉川啓司1
所属機関: 1東京女子医科大学眼科
ページ範囲:P.398 - P.402
文献購入ページに移動(1) PPD値は,発症とともに陰性化し,回復につれて陽性化する。眼外症状の消退後も眼症が存在する間は,陰性を持続していた。
(2)活動期には末梢血でTγ(%)の低下,OKT 4陽性細胞の低下, OKIa陽性細胞の増加が有意に認められた。この傾向はPPD陰性検体に著明で, Tγ(%)の低下は眼症のみの遷延化例で多く認められた。
(3)血清免疫グロブリン値はIgMのみが高値であった。
(4) ACE値は肺病変の活動性を敏感にとらえるが,活動性眼病変のみでは高他を示さなかった。
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