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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学術展示
脳回転状脈絡網膜萎縮症患者へのプロリン投与の効果について
著者: 早坂征次1 塩野貴1 中島久雄1 高橋攻1 水野勝義1 斉藤峻2 多田啓也2
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室 2東北大学医学部小児科学教室
ページ範囲:P.428 - P.429
文献購入ページに移動目的高オルニチン血症を伴う脳回転状脈絡網膜萎縮症(Gyrate Atrophy)はオルニチン・ケト酸・トランスァミナーゼ(OKT)の活性低下により発症することが明らかにされている。Gyrate Atrophyの生化学的背景が解明されるにつれ,諸々の治療法が試みられている1)ビタミンB6投与,低蛋白・低アルギニン食,クレアチン投与,リジン投与などが報告されている。我々はプロリン投与を試みている。Gyrate Atrophyのような慢性進行性疾患の治療効果の判定には,少なくとも1年以上の経過観察が必要と思われるので,長期プロリン投与の前後で,視機能や眼底像を比較検討した。
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