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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学会原著
斜視外来における改良型Fundus Haploscopeの有用性について
著者: 新井真理1 可児一孝1 稲富昭太2
所属機関: 1滋賀医科大学眼科学教室 2兵庫医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.531 - P.534
文献購入ページに移動このような改良により,以前よりも簡単に操作できるようになったので本器械を大型弱視鏡と同様に斜視外来で使用し,その有用性を1)検査可能年齢,2)網膜対応異常症例について検討した。その結果,3,4歳では検査可能な症例は.大型弱視鏡とくらべると少ないが,5歳以上では90%以上の症例に対し使用可能であった。また網膜対応の異常な症例は全体の17%にみられ,そのうち融像まで得られた症例は,すべて微小角斜視であることが確認された。
Fundus Haploscopeは改良により操作しやすくなり,研究面のみでなく,日々の診療に十分使用可能となった。
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