icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻5号

1984年05月発行

文献概要

特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学術展示

未熟児網膜症に対するビタミンEの効果について(I)

著者: 高田正博1 馬嶋昭生1 田中純子1 加藤寿江1

所属機関: 1名古屋市立大学眼科学教室

ページ範囲:P.544 - P.545

文献購入ページに移動
 緒言著者らは幼若猫を用いた実験的未熟児網膜症に関する研究1)で,ビタミンE (V.E)がその発生予防と進行防止に有効であることをすでに報告した。今回は,臨床的に未熟児に投与されたV.Eが未熟児網膜症(ROP)に対してどのような効果があるのか検討した。
 方法V.E投与群(A群:38例)には,生後0日と2日目にTocopherol acetate 50mg/kgを筋注しその後は同量を毎日内服させた。対照群(B群:140例)はV.E非投与群で,V.Eを投与した期間の前後の症例を選んだ。また,経時的に採血ができた症例の血中V.Eと過酸化脂質(LP)を測定した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?