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眼先天異常
著者: 馬嶋昭生1
所属機関: 1名古屋市大
ページ範囲:P.569 - P.573
文献購入ページに移動1.21—deletion syndromeの1例
21番染色体の欠失した症例を出生直後より2年間経過観察した。染色体は46XY.r (21)(P11→q22.1)であり,眼科的には両眼小眼球で両眼先天性角膜混濁を有していた。生後1年4カ月に左眼角膜移植術を施行した。虹彩,水晶体,眼底には著変ないことが確認された。摘出角膜には上皮細胞内のメラニン顆粒出現,ボーマン膜消失,血管侵入,基質内膠原線維の走行の不規則化,デスメ膜断裂,内皮細胞の変性が認められた。
21番染色体の欠失した症例を出生直後より2年間経過観察した。染色体は46XY.r (21)(P11→q22.1)であり,眼科的には両眼小眼球で両眼先天性角膜混濁を有していた。生後1年4カ月に左眼角膜移植術を施行した。虹彩,水晶体,眼底には著変ないことが確認された。摘出角膜には上皮細胞内のメラニン顆粒出現,ボーマン膜消失,血管侵入,基質内膠原線維の走行の不規則化,デスメ膜断裂,内皮細胞の変性が認められた。
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