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文庫の窓から
眼科諸流派の秘伝書(29)
著者: 中泉行信1 中泉行史1 斉藤仁男1
所属機関: 1研医会
ページ範囲:P.574 - P.575
文献購入ページに移動伊達62万石で知られる仙台藩は早くより西欧文化に接し,殊に蘭方医学に対して進取的であった。
寛政10年12月,藩医木村寿禎(1774〜1834)が刑屍を解剖して蘭文を附した解剖供養碑を建てたと伝えられ,この頃仙台藩においては刑屍の解剖が行われていたことが窺われる。この解剖は仙台藩において第一号であったが当時の仙台藩の漢方医家の間では刑屍解割に反対の声が高かったといわれている。
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