icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻6号

1984年06月発行

文献概要

連載 眼科図譜・319

偏光生体顕微鏡による角膜の臨床的観察

著者: 山下英俊1 江口秀一郎1 平戸孝明1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.588 - P.589

文献購入ページに移動
 緒言偏光顕微鏡の原理を生体顕微鏡に応用して偏光フィルターを装着する事により前眼部を観察するための方法が三島によって報告きれた10〜16)。この方法に従って我々は新しく東京光学製細隙灯撮影装置に偏光装置を取り付け,角膜疾患を観察したところ普通光による観察ではみる事のできない所見を得る事がわかったのでその結果を報告する。
 方法細隙灯光の前集光レンズの下で反射鏡の上にpolarizerを,また生体顕微鏡の前にanalyzerを取り付げ,crossed polarsの状態で観察した。鋭敏色板はわずかの複屈折を示すものでも色の変化としてとらえる事ができるので主としてこれの付けたanalyzerを用いて観察した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?