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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻6号

1984年06月発行

文献概要

特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著

Q-switched Nd-YAG laserの眼科臨床応用—レーザー後発白内障切開術と合併症

著者: 弓田彰1 白土城照1 北沢克明1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.632 - P.634

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 Q-switched Nd-YAG lascrによる後発白内障切開術を21例22眼に施行し,十分な切開とともに大多数の症例で視力の改善を得た。
 重篤な合併症として眼圧上昇が認められ,その背景因子として緑内障治療歴と残存水晶体皮質が関与していることが示唆され,このような条件を持つ症例に対しては,レーザー後発白内障切開術施行に際し,十分な注意が必要であると考える。また,上記因子を持たない症例においても,高度の眼圧上昇を来たす場合もあり,術後の眼圧モニターは不可欠である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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