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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学術展示
乳幼児角膜形状測定の検討—ビデオモニターを用いた方法
著者: 茨木信博1 松田敏央1 山本敏雄1
所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.648 - P.649
文献購入ページに移動器械および方法9ルクスの半暗室下にて,角膜上4mmの同心円の水平方向に2光源を照射し,その反射像を角膜前面より100.0cmの距離においた近赤外光テレビでレンズの絞りを開放にして撮影し,ビデオレコーダーに録画した(図1,2)。その録画画面を一時停止し,図3矢印に示した様に,角膜上の2反射光の間隙を5回測定し平均値を用いた。6.00〜9.00mmの七つの標準球を測定し,得られた回帰直線をもとに人眼の角膜曲率半径を算出した。テレビカメラの被写界深度を調べるために8.00mmの標準球を用いて角膜前面よりの距離が95.0〜105.0cmの陶を0.5cmごとに録画し,画面上明らかに除外できる範囲を決定した。この器械を用い,まず成人21名42眼につきオフサルモメーター(東京光学社サクリフ式)で5回測定した結果の平均値と比較検討を行った。次に,1.8〜2.5歳の乳幼児2名に対し角膜曲率半径の測定を試みた。
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