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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学術展示
レシチンコレステロール脂肪酸転位酵素欠損症について
著者: 樺澤泉1 赤松明2 武内望3
所属機関: 1愛媛大学眼科 2愛媛県立中央病院内科 3愛媛大学中央検査部
ページ範囲:P.652 - P.653
文献購入ページに移動症例1:29歳女性。幼少時より両眼の角膜環に気付いていたが放置していた。22歳で結婚し2児の母である。妊娠時につわりが強く下肢の浮腫・蛋白尿をみたが,正常分娩で特記すべきことはない。検診で軽い貧血を指摘され,精査をうける。角膜環のため当科紹介となる。既往歴では,19歳の時の腎盂腎炎がある。家族歴では弟と父方の叔母に酵素欠損症が見出された(図2と炎1,症例3と7)1)。弟に同様の角膜環を認めるが,叔母には認めない。
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