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臨床報告
Werner症候群における白内障手術—晩発性眼内炎を経験して
著者: 池田定嗣1 永田誠1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院眼科
ページ範囲:P.679 - P.683
文献購入ページに移動(1) Werner症候群で白内障手術を受け,術創に濾過瘢痕の形成を認めていた眼に,約10年後,感染性眼内炎を発症した症例を経験した。本症例に対し,硝子体吸引術および抗生剤の大量投与を行い,眼内炎は軽快したが,続発性網膜剥離のため視力の改善は得られなかったし。
(2)現在当院眼科にて経過が追跡されているWemer症候群無水晶体眼の症例を示した。この結果,本症候群のように術直後,術創癒合不全を起こす可能性のある症例に対しては,KPE手術のように小切開より行う手術方法が最適であると考えた。
(2)現在当院眼科にて経過が追跡されているWemer症候群無水晶体眼の症例を示した。この結果,本症候群のように術直後,術創癒合不全を起こす可能性のある症例に対しては,KPE手術のように小切開より行う手術方法が最適であると考えた。
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