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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科38巻7号

1984年07月発行

文献概要

特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著

角膜変性症の移植後再発

著者: 大薗澄江1 小川憲治1 木下茂1 森山穂積1 真鍋禮三1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.747 - P.749

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 角膜変性症のうち,顆粒状・斑状・格子状・膠様滴状角膜変性症の角膜移植後再発率を検討した。移植後3年における再発率は,顆粒状変性症12眼中8眼67%,斑状変性症11眼中0眼0%,格子状変性症4眼中0眼0%,膠様滴状変性症22眼中21眼95%であった。高頻度に再発する頼粒状角膜変性症と膠様滴状角膜変性症は,上皮細胞が異常物質を産生する変性症である可能性がある。これらについては,再移植のしやすい表層角膜移植を可能な限り行うべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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