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特集 第37回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学術展示
最新の眼科用電子スキャン超音波診断装置Renaissance A/B scanの使用経験について
著者: 馬場幸夫1 澤田惇1 横松美登里1 鳥井秀雄1 山元章裕1
所属機関: 1宮崎医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.782 - P.783
文献購入ページに移動本装置の特長①7.2 MHzのリニア・アレイ・トランスデューサーを使用し,走査を電子的に行っている。このため,従来のメカニカルスキャンのようにトランスデューサーを動かすことがないためディスプレイがちらつかず,たとえば腫瘍内の栄養血管のような細かな動きを映像することができる。②1秒間に60フレームの画像が電子的に描かれるため,ノイズレベルの低いリアルタイム像が得られる。③Bモードには,従来一部の眼科用Aモード装置にしか採用されていなかったS-curved ampli—ficationが用いられているので,より低いレベルの入力をとらえることができる。④64段階のグレイスケールを活用することにより,三次元表示法にも劣らない情報を得ることができる。⑤キャリパーにより画像上の距離の計測が0.1mm単位で可能である。以上の様な多くの特長をもった直接型装置であり,さらに場合によっては水浸法をも用いて各種眼疾患の検索にあたった。
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