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臨床報告
愛知県における重度視覚障害児の実態(第2報)
著者: 唐木剛1 太田一郎2 堀口正之2 三宅三平2 市川宏2 薗部光子3 尾川尚子3 田辺竹彦3
所属機関: 1愛知県心身障害者コロニー中央病院眼科 2名古屋大学眼科学教室 3愛知県心身障害者コロニー中央病院視覚障害訓練室
ページ範囲:P.789 - P.794
文献購入ページに移動(1)愛知県には毎年約30名の重度視覚障害児が存在している。
(2)1976・1977年は有意に重度視覚障害児が少ない。
(3)男子は女子よりも,やや重度視覚障害を持つ割合が高い。
(4)視覚障害原因疾患についてでは,原因として先天素因が全体の60%を占め,部位では眼球全体,水晶体,網脈絡膜,視神経・脳が全体の95%以上を占める。
(5)視覚障害原因疾患の構成は,眼科治療の向上に伴い未熟(児)網膜症等は減少してきた半面,視神経・脳の炎症等の後遺症によるものが,救命されるようになったためか増加している。
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